CSS3

プロパティ

mask-origin

→●、mdn

マスクの基準位置。

単独のボックスとして描画される要素に対しては、マスク位置決め区画 を指定する。複数個のボックスとして描画される要素（例： 何行かにわたる行内ボックス、何ページかにわたるボックス）に対し、どのボックスに演算して、マスク位置決め区画を決定するかは、box-decoration-break により指定される。

<geometry-box>

＝<shape-box> | fill-box | stroke-box | view-box

位置は、指定されたキーワードによる基準ボックスに相対的になる。（ 0 0 は ボックスの左上隅、100% 100% は右下隅になる。）

<geometry-box> 値に対する使用値†は：

• CSS レイアウトボックスが結び付けられていない SVG 要素においては：
  ［ content-box ／ padding-box ／ border-box ］に対しては、fill-box になる。
• CSS レイアウトボックスが結び付けられている要素においては：
  ［ fill-box ／ stroke-box ／ view-box ］に対しては、初期値と同じ border-box になる。

【† 原文には“算出される”としか述べられていないが、算出値と解釈するとプロパティ定義表の“算出値”の欄に反するので、使用値と解釈する他にないであろう。】

注記： mask-origin プロパティは、background-origin プロパティ [CSS3BG] に類似するが、［それがとり得る値の集合／その初期値］は異なる。

注記： mask-clip は padding-box、mask-origin は border-box、mask-position は top left（初期値）にされていて、要素のボーダーは 0 でない場合、マスク層画像の上端と左端は切り取られることになる。

mask-origin 値を成すカンマで分離された値たちが、どのマスク層に寄与するかについては、複数のマスク画像の多層化法を見よ。

<shape-box>

＝<box> | margin-box

fill-box

要素のオブジェクト限界ボックス。

stroke-box

要素の stroke 限界ボックス。

view-box

要素に最も近い SVG 表示域が成すボックス ― SVG 表示域を作成している要素用に viewBox● 属性が指定されているならば：

• ボックスの位置は、viewBox 属性により確立される座標系の原点になる。
• ボックスの寸法は、viewBox 属性が与える［横幅, 縦幅］（ <width>, <height> ）値で与えられる。

【 viewBox が指定されていない場合にどうなるかは、述べられていない。】

<box>

＝border-box | padding-box | content-box

border-box

背景はボーダー ボックス内に塗られる。

padding-box

背景はパディング ボックス内に塗られる。

content-box

背景は内容ボックス内に塗られる。