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Event のイベントのキャプチャーリング／バブリングに於けるイベント フロー（¶経過）がどの段階に評価されているかを示します。
| Event | イベント オブジェクト（¶Event、MouseEvent、…）。 |
|---|
整数値で、イベント フローの現在の評価段階を指定する値を返します。
比較値用に値が定義されています。
| 定義名 | 値 | 説明 |
|---|---|---|
Event.NONE
| 0 | 現在、このイベントは処理されていません。 |
Event.CAPTURING_PHASE
| 1 | イベントはターゲットの祖先オブジェクトを通じて伝播されます。この処理は Window から始まり、Document、HTMLHtmlElement と、ターゲットの親に到達するまで要素を介して行われます。キャプチャモード向けに EventTarget.addEventListener() が呼ばれた時に登録されたイベント リスナーは、この段階で起動されます。 |
Event.AT_TARGET
| 2 | このイベントがイベントのターゲットに到達しています。この段階向けに登録されたイベント リスナーは、この時点で呼び出されます。もし Event.bubbles が false ならば、この段階の終了後にイベントの処理を終了します。 |
Event.BUBBLING_PHASE
| 3 | イベントはターゲットの祖先を逆順に伝播していきます。親から始まり、最終的に Window を含む先祖に到達します。これはバブリングと呼ばれ、Event.bubbles が true のときのみ発生します。この段階向けに登録されたイベント リスナーは、この処理中に起動されます。 |
HTML：
<DIV onclick="Job(event)" style="border:1px solid black">DIV１ <DIV style="border:1px solid black">DIV２ </DIV> </DIV> <SPAN id=IdLog>IdLog</SPAN>
JavaScript：
function Job(eve){ //clickイベントが入った時の処理：eveはeventオブジェクトが入る。
let Y=eve.target; //イベントが起こった要素オブジェクトを取得。
IdLog.innerText=Y.innerText +"："+ eve.eventPhase; //情報を記録。テキスト内容、イベントの浮上の状態。
}
実行結果：
DIV１をクリックすると、
DIV１ DIV２：2
と、なり、イベントがターゲットに達したことになる。
DIV２をクリックすると、
DIV２：3
と、なり、イベントがターゲットに達していない、経過中であることになる。