CSS3

プロパティ

pointer-events

→●、mdn

所与の要素が、どの状況下でポインター イベントのターゲット要素になり得るか ¶（:activeなど）。

このプロパティは、複 column コンテナにおける column 幅を記述する。

次に挙げるものが処理される状況下に影響する：

• マウス クリックなどのユーザー インタフェース イベント
• 動的疑似クラス（すなわち、:hover ／ :active ／ :focus ）[CSS2]:§5.11
• ハイパーリンク（§ SVG 内容から外へのリンクを見よ）

所与の要素（ただし、テキスト要素、ラスター画像は除く ― それらについては後述する）は、［pointer-events の値に応じて、対応する記述に与える条件が満たされる］とき、ポインター イベント用のターゲット要素になれる：

auto

既定のふるまい。visiblePainted のときと同じにふるまう。

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:auto;
">テスト</A>

bounding-box

ポインターは要素の限界ボックスに重なる。

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:bounding-box;
">テスト</A>

visiblePainted

［要素の visibility プロパティの値は visible ］∧［ 次のいずれかが満たされる（ポインターは要素が“塗られる区画”に重なる）］：

• ［ポインターは要素の内域（すなわちフィル）に重なる］∧［要素の fill プロパティの実際の値†は none 以外］
• ［ポインターは要素の周（すなわちストローク）に重なる］∧［要素の stroke プロパティの値は none 以外］

【† 実際の値： fill プロパティ値が URL 参照で、その URL から妥当なリソースを取得できなかった場合も織り込むための記述（参照先）。下の painted 値では、stroke プロパティにも“実際の値”を利用しているが、なぜ、ここと異なるのかは不明。】

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:visiblePainted;
">テスト</A>

visibleFill

［要素の visibility プロパティの値は visible ］∧［ポインタは要素の内域（すなわちフィル）に重なる］

（fill プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:visibleFill;
">テスト</A>

visibleStroke

［要素の visibility プロパティの値は visible ］∧［ポインタは要素の周（すなわちストローク）に重なる］

（stroke プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:visibleStroke;
">テスト</A>

visible

［要素の visibility プロパティの値は visible ］∧［ポインタは要素の内域（すなわちフィル）または周（すなわちストローク）に重なる］

（fill、stroke プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:visible;
">テスト</A>

painted

次のいずれかが満たされる（ポインタ要素が“塗られる区画”に重なる）：

• ［ポインタは要素の内域（すなわちフィル）に重なる］∧［要素の fill プロパティの実際の値は none 以外］
• ［ポインタは要素の周（すなわちストローク）に重なる］∧［要素の stroke プロパティの実際の値は none 以外］

（visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:painted;
">テスト</A>

fill

ポインタは、要素の内域（すなわちフィル）に重なる。

（fill、visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:fill;
">テスト</A>

stroke

ポインタは要素の周（すなわちストローク）に重なる。

（stroke、visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:stroke;
">テスト</A>

all

ポインターは、要素の内域（すなわちフィル）または周（すなわちストローク）に重なる。

（fill、stroke、visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:all;
">テスト</A>

none

決して満たされない条件（所与の要素は、ポインター イベントを受け取らない。）

<A href="https://developer.mozilla.org" style="border:1px solid red;
  pointer-events:none;
">テスト</A>

テキスト要素用の接触判定は、文字セルを基に遂行される。要素は、［pointer-events の値に応じて、対応する記述に与える条件が満たされる］とき、テキスト文字列を成す、どの文字のセルの中でも、イベントを受け取れる：

visiblePainted

［要素の visibility プロパティの値は visible ］∧［［要素の fill プロパティの値は none 以外］∨［要素の stroke プロパティの値は none 以外］］

visibleFill、visibleStroke、visible

要素の visibility プロパティの値は visible（これらの値は、等価である）

（fill、stroke プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

painted

［要素の fill プロパティの値は none 以外］∨［要素の stroke プロパティの値は none 以外］

（visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

fill、stroke、all

無条件

（fill、stroke、visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

none

決して満たされない条件（所与のテキストはポインター イベントを受け取らない。）

ラスター画像用の接触判定は、画像の限界域を成す矩形に基づいて遂行される。要素は［ポインターは画像の矩形に重なっている］∧［ pointer-events の値に応じて、以下に与える対応する条件が満たされる］とき、イベントを受け取れる：

visiblePainted、visibleFill、visibleStroke、visible

要素の visibility プロパティの値は visible

painted、fill、stroke、all

無条件

（visibility プロパティの値は、イベント処理には影響しない。）

none

決して満たされない条件（画像はポインタイベントを受け取らない）

foreignObject 要素に対しては、接触判定は、要素のオブジェクト限界ボックスを成す矩形な区画上で遂行される。上のラスター画像用の処理を見よ。ユーザー エージェントは、接触判定のターゲットとして、foreignObject 要素を成す外来の内容も許容してよい。

次に挙げるプロパティの値は、イベント処理には影響しない ：

テスト