アセトン

編集:2021.09.09↑トップページ

商品名「アセトン」(小川工業㈱)。

【名称】アセトン。

【成分】アセトン。

火気厳禁、危険物 第四類 第一石油類 水溶性。危険等級Ⅱ。

引火性あり。警告:1.引火性の液体である。2.有機溶剤中毒の恐れがある。有毒性あり。

【注意事項】吸入すると中毒その他の健康障害を起こす恐れがありますから、取り扱いには下記の注意事項を守って下さい。

  1. 火気のあるところでは使用しないで下さい。
  2. 取り扱い作業中は有機溶剤から出る、上記を吸い込まないようにし、作業場所には、局所換気装置を設けて下さい。
  3. 取扱中は、できるだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて有機ガス用防毒マスク又は送気マスク、保護手袋、前掛け等を着用して下さい。
  4. 容器からこぼれた場合には、布で拭き取って水を入れた容器に保管して下さい。
  5. 塗料及び有機溶剤の付着したウエスは塗料カス、スプレーダスト等は廃棄するまでは必ずみずにつけておいて下さい。
  6. 取り扱い後は、手洗い及びうがいを十分に行って下さい。
  7. 目に入った場合には、多量の水で洗い、できるだけはやく医師の診察を受けて下さい。
  8. 上記、ガスなどを吸い込んで、気分が悪くなった場合には、空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けて下さい。
  9. 誤って飲み込んだ場合には、できるだけはやく医師の診察を受けて下さい。
  10. 火災時には、炭酸ガス、泡又は粉末消化器を用いて下さい。
  11. よくフタをし、法令に定められた一定の場所を定めて貯蔵して下さい。
  12. 子供の手の届かない所に保管して下さい。
  13. 中身を使いきってから廃棄して下さい。
  14. シンナー遊びなど本来の用途以外に使用しないで下さい。
  15. 使用の前後には製品安全データシート(MSDS)を必読し、且つ諸法規の規制を遵守して適切にご使用下さい。当社はPL保険に加入しています。
 小川化工株式会社。東京都江東区新大橋3-17-4

溶解について

基本的に樹脂や色素を溶かす。

品名溶解状態
松ヤニ 良く溶かす。
スチロール 良く溶かすが完全ではなく白い物が少し分離する事がある。よってプラモデルなどには専用の接着剤を使用した方がよい。
アクリル 溶かす事は可能だが多少時間が掛かり、白濁りする。よって接着剤には不適で、専用の接着剤を使用した方がよい。
床(ウレタンワニス) 短時間では不溶だが、長時間浸すとフニャフニャになった。

ウレタンワニスが乾燥前の状態では可溶。うすめ液としての使用は不適。白い物が少し分離する。

ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル 不溶
塩化ビニル 不溶だが、付着した部分は爪で傷が付きやすくなる。長時間浸した場合はどうなるかわからない。
エナメルペンキ 塗面には、乾燥している所では若干の変化は観られる。
匂い

匂いはきつくはない。シンナーが10とするとアセトンは2~3くらいの匂いの強さ。

入手

薬局屋で薬品(「アセトン」(小川化工業㈱)として瓶入りで900円くらいで売っている。薬品扱いなので置いていない薬局屋もある。

東急ハンズでは缶入りで素材コーナーで売られている…1000円だったか?。

島忠越谷店(越谷市花田1-24-3)に缶入りで3種容量で売っていた。

アセトンはマニキュアの除光液の主成分である。

資料

net資料:12