編集：2009.03.29 19:57。Top
電子機器から「キー…」「ジー…」「ピー…」とか音がする事がある。それが耳煩くなってくる場合がありますね。
原因は比較的電力の掛かっている所での部品の振動が多い。
電流を流すと磁界が発生する。それが物体を動かす事がある。
部品が何を動かすかというと、部品、部品周辺に使用している、コイル、磁性体など。主にコイル、トランス、電解コンデンサーなどである。
低周波の場合は「ブー…ン」とAC電源の１次側に多い。
耳煩い「キー…」とかはスイッチング電源などの部品から出るスイッチング音が多い。
電源で使われるコイルから「キー…」「ジリ～…」とか音がする事がある。これはフェライトコアや鉄芯と、コイルとがちゃんと固定されていないと起こる。
ブラウン管式テレビやモニターのフライバックトランス（FBT）からも音が出る事がある。FBTは、コアとコイルは一体型…パックされている。FBT に付属する金具類が緩んでいたいりする場合などに音が発生する。
昔の FBT は、コアとコイルを一体化していない…パックされていないので、コアを固定するバンドとコアの間で音が発生する事がある。
通常のコイルやトランスなどは高周波ニスを塗って固める事もある。メーカーによってはシリコーン系？のゴムで固めることもあるようだ。
これらの音を静めるには樹脂で固める。固める材料としては先に言った高周波ニス。他にスリーボンド、エナメル塗料、シリコーン ゴム（「目地シール」（セメダイン）など→バスボンドG）がある。