CSS3：mask-compositeプロパティ

名前	`mask-composite`
値	<compositing-operator>#
初期値	add
適用対象	すべての要素。SVG においては、［defs 要素以外のコンテナ要素／グラフィックス要素］に適用される。
継承	されない
百分率	受容しない
算出値	指定値
正準的順序	文法に従う
アニメーション型	離散的

各キーワードは、ある Porter-Duff 組成演算子 [COMPOSITING-1] を表現する ― それは、［現在のマスク層とその下にある（奥にある）マスク層たち］を組成するときに利用される組成演算を定義する。

以下においては、ソースは現在のマスク層を指し、dest ¶要素はソースの下にあるすべてのマスク層の累積 ― すなわち、それぞれに対応する組成演算子を順に適用した結果 ― を指すとする。

更なるマスク層が無い場合†、組成演算子は無視するものとする【†すなわち、dest が無い場合 ― 言い換えれば、対応するマスク層画像は <mask-reference> における最後の画像である場合】。マスク層は、要素の内容や要素の背後にある内容とは組成しないものとする ― それらは隔離されたグループの中に描画されたかのように動作するものとする。

現在のマスク層より下にあるすべてのマスク層は、現在のマスク層に対し組成演算を適用する前に組成するものとする。

以下の例では、次の 2 つのマスク層画像 rect.svg、circle.svg があるとする【図の黒は、マスク値 1 を表す】：

両マスク層画像とも、mask-image プロパティから参照される：

mask-image: circle.svg, rect.svg;

マスク層 rect.svg は、マスク層 circle.svg より下に（利用者から見て奥に）ある。

mask-composite プロパティにより、作者は異なる仕方を選んで複数のマスク層を組み合せれる。

add は rect.svg の上に circle.svg を塗るようにする。そのふるまいは、組成演算子 source-over により述べられる。
```
mask-composite: add;
```
subtract は、circle.svg の［ rect.svg に重なり合わない部位］だけを塗るようにする。そのふるまいは、組成演算子 source-out により述べられる。
```
mask-composite: subtract;
```
intersect は、circle.svg と rect.svg が重なり合う部位を塗るようにする。そのふるまいは、組成演算子 source-in により述べられる。
```
mask-composite: intersect;
```
exclude は、circle.svg と rect.svg が重なり合わない部位を塗るようにする。そのふるまいは、組成演算子 xor により述べられる。
```
mask-composite: exclude;
```

スクリプト：

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